ひび割れによる出血も?犬の肉球ケアが必要な理由とその方法

犬の肉球のケアと聞くと大袈裟に感じる方もいるかもしれません。しかし、犬にとって肉球は大切な部位で、人間と同様に乾燥などで肌が荒れるとひび割れやあかぎれを起こして出血する場合もあります。ここでは犬の肉球ケアの必要性やその方法についてご紹介したいと思います。

犬の肉球のケアが必要な理由

犬の肉球の表面は厚い角質層から成り、その中にコラーゲン繊維や脂肪などが入っていて地面からの圧力を効果的に分散できる構造をしています。子犬の頃に柔らかかった肉球が、成犬になるにしたがって多少固くなるのは自然なことです。しかし、肉球表面の角質化が過度に進行したり乾燥肌の状態を放置しておくと、ひび割れやあかぎれに発展し出血をともなう傷になる場合もあります。肉球は地面と最も接触する部位なので汚れやすく、傷から細菌感染を起こし炎症したり化膿することも考えられます。また、肉球の弾力が失われると、地面からの圧力を吸収する能力や滑り止めの効果が弱くなり関節への負担が大きくなるので、特に足腰が弱くなっている老犬においては注意が必要です。

犬の肉球が荒れる原因

犬の肉球があれる原因としてまずは、アスファルトやコンクリートなどの硬い人工物の上を歩くことが挙げられます。犬の肉球はアスファルトやコンクリートなど硬いものの上を歩くには適した構造をしていないので、それらの上を繰り返し歩くことで肉球が刺激を受けて角質化が進行するのです。次に空気の乾燥が挙げられます。犬も人間と同様に、湿度が下がると肌の水分も失われてしまいます。特に、室内で過ごすことが多い犬は夏と冬は空調による乾燥の影響も受け、肉球が乾燥しやすい環境下にいることになるので注意が必要です。また、加齢による水分量の減少も原因になります。犬も年を取ると体の水分量が減少し毛づやが悪くなったり肌が乾燥したりするので、皮膚の一部である肉球も乾燥してしまうのです。

犬の肉球ケアの方法

まずは、肉球についている汚れを濡らしたタオルなどで奇麗に拭き取ります。この時、足の裏の毛が肉球にかかるほど伸びているようでしたら、ハサミやペンシルバリカンで切ってあげましょう。次に、スキンケア剤を肉球に塗り込みます。スキンケア剤はクリームタイプやローションタイプなど様々なタイプが市販されていて、特に肉球の保護を謳っているものもあります。塗り込むときは軽くマッサージしながら行うと血行がよくなり、新陳代謝が活発になって肉球の修復を促すことが可能です。

犬の肉球ケアの注意点

肉球にスキンケア剤を塗ると犬は気になって舐めてしまいます。スキンケア剤が浸透するまでに舐めとってしまっては効果がないので、塗った直後は犬の注意を他に向ける努力が必要です。また、スキンケア剤は犬が舐めてしまっても安全なものを選びましょう。例えば、添加物が入っていないものやノンアルコールのものなどです。それに加えて高浸透力のものがあれば、効果的なケアができるでしょう。

まとめ

犬の肉球はデリケートな部位でありながら非常に重要な役割を担っています。ひび割れやあかぎれになり出血してしまうと、犬が歩くたびに痛い思いをしてしまいます。そうなってしまっては可愛そうなので、きちんとケアをしてあげてください。