トリマーとして読んでおきたい本とトリミング室に常備すべき本

トリマーの仕事は単にカット技術を提供するだけでなく、飼い主さんのしつけに関する悩み相談にのったり、愛犬の健康相談、病気の相談、食事の相談と様々な内容に対応することが求められるものです。また店舗のある地域の話題や近隣の出来事などを接客の中で盛り込むこともあります。このようなたわいもない会話が気軽に出来る相手であることもトリマーとしての人気につながり、指名制度を導入している店舗の場合は数多い指名件数の獲得にもつながります。

トリマーに必要なペット関連の知識

トリマーの専門学校では、トリミング技能の他に様々な内容の勉強をします。

どの内容も実際の仕事の場で大変役立つ内容ですから、在学中にしっかりと身に付けておきましょう。

トリマー専門学校で学ぶ勉強内容には以下があります。

①犬の骨格や体の仕組み

②多く見られる病気

③繁殖、出産、子育てに関する内容

④犬の進化系統図

⑤血統証について

⑥家庭でのしつけ

⑦高齢になってからの扱い方

様々な内容がある中で、特にしつけや病気に関する内容は実践で日々話題になる事が多い分野です。

しつけ関連の推薦図書や情報を常に把握

しつけは家庭での困りごとなどの解決方法を相談される事が多いので、お勧めの本を常に携帯しておくとよいでしょう。しつけの手法は口頭ではなかなか説明が難しい上に、忙しいトリミング業務の合間では十分な説明の時間を割く事が出来ません。飼い主さん自身にもしっかりと手法を理解し、繰り返し練習をかさねてもらうことで成果につながります。その為にも自身が推奨する本や飼い主の目線で実行しやすいと思える本を数冊用意し、店頭や自身の私物として常備しておきます。相談を受けた時は本を紹介するという方法でしつけ相談を対応するとスムーズです。

病気に関しても同様で、なかなか症例を口頭で説明することは難しいでしょう。その為写真や図解の多い、簡単な言葉で説明されている本を常備しておくとスムーズに説明をする事が出来ます。実際の治療やより詳しい説明は動物病院で受ける事になるので、あくまでも予備知識として説明する程度で十分です。自身も飼い主さんとの会話の中で、わからない病名や症例を耳にした時はすぐに本を確認し、正しい知識を付けるように意識をしておくと益々のスキルアップに繋がります。

カットスタイル集を常備で接客に活用

ペットカットにはそれぞれの犬種ごとに定番のスタイルがほぼ確立されています。その為、つい前回と同じ、他の犬と同じというオーダーになりがちですが、飼い主さんの中には少しスタイルを変えてみたい、トリマーから提案をして欲しいと考えている方もいます。またトリミングのお迎え時に待ち時間が生じてしまうこともあるので、店頭には様々なペットカットのスタイルが掲載されているカットスタイル集を常備しておくとよいでしょう。トリミングが単ある定期的なお手入れでなく、飼い主さんの楽しみにつながる事が出来れば、来店動機にもなり、顧客の固定化にもつながります。ぜひ積極的に情報発信を行いましょう。夏に増えるサマーカットは個々のトリマーによってカットスタイルが異なるので、オーダー時のやり取りがスムーズになるように専用のカットスタイル集を用意しておくとよいでしょう。