一生続けていきたいトリマーの仕事における将来設計

トリマーの仕事に従事する上で、将来設計を具体的に描く事は厳しい見習い期間を乗り越えるうえでとても大きな意味を持ちます。技術を習得する、習得した技術を更に向上させる事を求められるトリマーの世界は自分次第で生活スタイルや年齢に合わせて末永く続ける事が出来る職業です。

トリマーの仕事における成長

トリマーの仕事におけるスタートラインは専門学校への進学から始まります。初めてハサミの使い方を覚え、犬の扱いを身に付けます。それまでは単なる犬が好きという接し方であったものが、仕事として正しい知識を身に付け、安全に配慮し、他人のペットを扱う事になるので、好きという想いだけでは通用しないことも多々あります。

その後、専門学校を卒業し就職の場になると、新たに接客や職場での人間関係といった新しい世界が広がります。この間、仕事はまだまだ見習い期間ですから、厳しさを感じることも多々あります。でもトリマーという技能職の世界では一人前になるまでは些細な理由で離職、転職する事が決して良しとはされていません。出来る限り前向きに仕事に取り組みましょう。

一人前になってからは自分次第

トリマーの仕事は就職後3,4年でほぼ一人前と言われるまでに成長出来ると言われています。求人や転職においても実務経験3年以上で一定の評価を得る事が出来るでしょう。

その後は勤務先によって店長、チーフ、マネージャーとステップアップをする方法や指名客を多数作り給与待遇の改善に取り組むのもよいでしょう。

実は多くのトリマーがこのタイミングで閉塞感ややりきり感、仕事への不満を感じるものです。仕事に慣れ、技術も安定するとなかなかその先のビジョンが描きにくくなる為です。仕事の場では自身が指導者になり、後輩の指導をする機会が増えるものの自分自身の技術向上が目指せないと閉塞感を抱くのです。この様な時期は外部企業の主催するセミナーへの参加やトリミングショー、ドッグショーなどこれまでに体験した事の無い場で積極的に足を運ぶと新たな刺激を受ける事が出来よいでしょう。場合によっては海外への短期留学なども大変素晴らしい経験になります。

将来の独立開業で末永くトリマー人生を歩む

トリマーとして自分のお店を持ちたいと願う事があります。自宅での開業、トリミングカーの購入、店舗を構える方法もあります。様々な選択肢があることもトリマーの独立開業における魅力でもあります。

個人で開業する場合のメリットは下記の通りです。

①収入面の大幅な増加

②時間の融通が利きやすくなり、家庭との両立がしやすくなる

③自分のこだわりを実現した店舗運営が出来る

独立開業のスタイルの中には、独立直後は自宅開業で小規模な店舗を運営し、軌道にのり固定客はついた時点で事業を拡大するという方法もあります。また子供が小さなうちは自宅開業で小規模に事業を運営し、子供の成長に合わせて事業の拡大を進める事も可能です。店舗を構える場合も、すでに営業実績のある店舗の営業譲渡や居抜きでの開業という方法を活用すれば、開業にあたって生じる施設整備費用を大幅に削減する事が出来ます。

トリミングサービスは、店の看板や規模で顧客がつくのではなく、トリマー個人の顧客が付くと言われています。無理をせず着実に運営をする事が信用に繋がり、末永い店舗運営につながるでしょう。