新人ペットトリマーは完成イメージをイラストで把握

実はトリマーとして技術力を向上させるためには、イラストを描く技術を身に付けておくことがとても効果的です。トリマーの仕事は想像力が如何に優れているか、頭の中に浮かんだイメージをいかに具現化するかが大切です。頭の中に浮かんだイメージをまずはイラストで再現をする事が出来れば、その後のカット作業は驚くほどスムーズに進みます。

トリミングの完成イメージをイラスト化する理由

トリマーの仕事はただハサミをもってカット作業をこなすだけではなく、お客様とのコミュニケーションもとても大切です。

仕事ではトリミングのカットスタイルは都度お客様から要望をヒアリングし決定します。

カットスタイルのオーダーに多い表現は以下の通りです。

①顔周りを丸くカットする

②全身を少し短くする

③足をふわっとした形に仕上げる

④日々のお手入れが楽になるスタイル

お客様からの要望は非常に抽象的で感覚的です。前回と同じスタイルで、この雑誌の写真と同じスタイルにという事も多々あります。

この時、ヒアリングを通じて確認した要望をまずはトリマー自身が具体的なイメージに転換する必要があります。

苦手なカットラインは繰り返しイラスト化の練習で克服

作業時間に余裕があれば、一旦目の前の犬のカット後のスタイルをイラストに表してみるとよいでしょう。この時のイラストは上手かどうかが大切なのではなく、体のどの部分をどの程度カットするかという確認作業です。体のカットにバリカンを用いる際は、使用する替え刃のサイズもこの時点で確認し、イラストに書き込んでおきます。

実際にイラストに表すには、トリマー自身が完成後のイメージを作り上げておく必要があります。この完成後のイメージを具体的に描く事が実は経験の浅いトリマーにはとても難しい作業です。その為、経験の浅いトリマーの多くがどこまでカットを続けても完成しない、どの時点で完成と判断していいのかわからないという理由から、作業に長時間を費やしてしまいます。

作業の手際がよいベテラントリマーの多くは、このイラストを描く作業がヒアリングの合間に脳内で処理されているからこそ、作業時間がとても効率的になるのです。

代表的な犬種のボディラインをイラスト化する方法

イラストを描く事が苦手、トリミング作業に長時間かかってしまう、カット作業の終りが判断できないというトリマーは、まずは様々な犬種の基本的なボディラインの把握から始めましょう。

代表的な犬種は下記の通りです。

①プードル

②シーズー

③ヨークシャテリア

④ダックス

これらの犬種はトリミングショップの利用率の高い犬種です。それぞれの犬種には骨格的な特徴があり、足が長い、胴が長い、耳の形、サイズなど様々な特徴があります。実際の自分のイメージだけでそれぞれの犬種のボディラインをイラスト化してみましょう。教科書通りに描けているでしょうか?カット作業を効率的に進める為には、まず犬種それぞれの骨格、ボディラインをしっかりと把握しておく必要があります。この練習を自宅や空き時間に繰り返しておくと、気がつけば骨格の基礎を自然と習得する事が出来、トリミングオーダー接客時のヒアリング内容をとてもスムーズに具現化出来るようになります。イラストの描き方は自分自身の手法で構いません。自分なりのイメージの具現化の練習をかさねておきましょう。

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