トリマーも注目する老犬ホームという新たなビジネス

犬の長寿化が進み、平均寿命も15歳を超えるほどです。中には高齢になってから体が不自由になったり、痴呆症を発症するケースも増えています。しかし飼い主は共働き世帯が増え、終日の愛犬の介護が難しいという家庭が増えています。様々な社会情勢をうけ、近年老犬ホームという新たなビジネスが増加しています。まだまだ新しいビジネスであり個人開業が主ですが老犬ホームは今後も増加が見込まれるので、実情と将来性を詳しく説明します。

老犬ホームの仕組み

老犬ホームとは様々な理由から自宅での生活が難しくなった犬を長期預かり、終生飼育を代行する施設のことです。犬が寝たきりになると数時間おきの体位変換が必要になったり、痴呆症を発症すると昼夜を問わず大声で鳴き続けることもあります。老犬ホームの利用希望者がかかる事情は下記です。

・仕事との両立が難しい

・飼い主の高齢化

・近隣との騒音問題

・家事、育児との両立が出来ない

このビジネスはまだ新しいこともあり現状では小規模な個人経営が主体です。しかし業界自体での基準が確立されていないこともあり、施設によってサービス内容、環境、料金は様々です。中には高額な費用を受け取ってはいるものの十分なケアを行わずに放置するケースもあり問題視されています。老犬ホームは主に、栃木県、和歌山県、北海道など都心から離れた場所に多く開業されています。 栃木県日光にあるペットリゾートカレッジ日光では、日本最大3万3000坪のドッグランを併設しているなど、ペットの健康面を考え、広大なドッグランを併設している施設として注目を浴びています。

幅広いビジネスを展開するペットリゾートカレッジ日光

2007年9月にオープン後、ペットの長・短期間預かりのほか、飼えなくなったペットの為の老犬ホームサービスと里親探し代行サービス、しつけトレーニングなど、飼い主のニーズに応じたさまざまなサービスを提供していることで話題を集めている施設です。利用料金は年齢や体調、ケアの必要性等によって異なりますが、終生飼育を安心して依頼できると好評です。利用料金には定期的な健康診断・トリミングの他に治療費も含まれており、入院先や老人ホームなど、指定の場所にペットを連れて面会に行くことも可能です。

イオングループの「イオンペット」が運営する老犬ホーム

千葉市美浜区の大型ショッピングモールイオンモール幕張新都心内にオープンした老犬ホームは小規模、個人経営が主体であった業界に大変なインパクトを与えました。この施設は料金は犬の体重などによって異なる設定になっています。1匹につき1カ月約10万円からが目安です。同じショッピングモールにある動物病院に24時間態勢で獣医師が待機し、併設するドッグランやペットジム、ペット用プールと連携して専門スタッフが食事や運動の介助といったケアに当たる手厚いサービスが魅力です。

まとめ

老犬ホームのニーズは高まりつつあるものの、まだまだ課題が多い事が現状です。今後はますますニーズが増える可能性があるのでよりよい環境の整備が期待されるビジネスです。共働き世帯が増える中で犬猫の介護はトリマーも多いに期待し、貢献できる分野です。

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