トリマー目線での毎日使える安全で安心なシャンプー選び

トリミングショップに勤務している場合、多い日には一日に5,6頭もシャンプーを行う事があります。その為シャンプー剤で手荒れを起こすことも少なくありません。日々の業務で使用するペット用シャンプー剤は安心、安全な物をぜひ選びたいものです。シャンプー選びの基本を知っておくと自分自身にもお客様のペットにも満足してもらえる製品に出会うことができます。

ペット用シャンプーの品質

ペット用シャンプーのパッケージに記載された内容を確認してみましょう。人間用製品に比べ非常に表示項目が少ない事に気がつきます。実はペット用シャンプーには人間用シャンプーのように全ての成分を記載する法的な義務がありません。その為「低刺激」「肌にやさしい」「子犬用」といった表示への明確な根拠を利用者が判断する事が出来ません。

シャンプーの成分は製造元によって大きく異なり、人間の赤ちゃん用と同等程度の低刺激な製品もあれば、自動車の洗浄液と同等の成分を使用している製品もあります。

この成分の違いは、価格やメーカーの発信する情報で判断せざるをえません。ただし製品の安全性に自身があり、安全性をしっかりとアピール出来るメーカーであればその旨を自主的にパッケージに明記していることもあります。

トリマーにとって日々使用するシャンプー剤は、低刺激で安全性の高い物であることが理想的です。シャンプー剤を選ぶ時は価格だけでなく、品質にも十分配慮し製品を選びましょう。

業務用で使用するシャンプーは、製造元に問い合わせをする事で、業務用大容量サイズを割安な価格で購入出来る事もあります。店舗運営のかかる経費削減の為にもぜひ業務用サイズを調達しましょう。

また新製品発売時には、トリミングショップ向けのサンプル配布が行われる事もあるので、ぜひ積極的に問い合わせをしてみるとよいでしょう。

シャンプーは香りもしっかりと検討

シャンプー剤の選択理由に香りがあります。洗い上がり後にいかに残り香があるかで、顧客からの評価にも影響します。

ただ香りの好みは人それぞれであり、必ずしも万人受けする製品を見つける事は出来ないものです。その為香り選びは下記の点について配慮が必要です。

①あまり強い残り香がない

②薔薇、フルーツなど特定の香りを特定出来ない物

③海外製の強い甘味が感じられる物

基本的にはハーブなど自然由来の香りが多くの飼い主から支持されています。

海外製品は日本製品にはない珍しい香りのラインナップが多く、物珍しいとも思えますが、実際に使用をすると想像以上に残り香が強い物が多く、飼い主から抵抗感が生じがちです。また成分も国内成分より強い事が多く手荒れた肌荒れを起こすこともあるので注意が必要です。

高洗浄力の製品は部分使用が理想

ペット用シャンプー剤には白毛用、ディープクレンジング、高洗浄力といったセールスポイントの製品があります。これらの製品は一般的な製品に比べ洗浄力を高くするために特別な成分が配合されています。

ただ洗浄力が強いという事は、その分皮膚、被毛への刺激が強いという意味でもあるので、安易な利用は控えましょう。足や尾、腹部など特に汚れが酷い部分にのみ使用し、その他の部分は通常のシャンプーを使用するというように数種類のシャンプーを使い分けましょう。