個人オーナーの為のトリミング専門店の独立開業に向けた準備

トリマーの仕事は技術習得をした後は独立開業が出来るので多くの女性経営者がいる業界です。多くは自宅で開業をしたり、小規模な店舗を設け営業を行っています。中にはトリマー数名を雇用したり、数店舗の経営を行う事やペットホテル、生体販売などの事業へ拡大をする方もいます。個人で独立開業する場合は事前の準備をしっかりと行う事が成功の鍵です。

卒業と同時に独立開業も可能なペットトリマーの世界

トリマーの独立開業は専門学校を卒業後数年の実務経験を積んだのちに行う場合と専門学校を卒業と同時に行う場合とがあります。主に社会人経験者や異業種からの転職者は短期在学制の専門学校へ進学をし、卒業と同時に独立開業をするケースが多く見られます。

トリマーの資格は全て民間団体の認定資格であり、独立開業に必須となる資格制度はありません。ただし開業にあたっては、開業地域の自治体で事前に開業許可を得る必要があります。

独立開業までに身に付けておきたい基礎

専門学校を卒業と同時に開業を目指す場合、専門学校在学期間中が独立開業へ向けた準備期間となります。この間に技術面の向上はもちろんのこと下記の点についても意識をして学ぶ必要があります。

①接客マナー

②経営における金銭管理

③備品、用具の購入ルート

④開業に必要な設備の配置、入手

⑤顧客からのクレームへの対応手段

トリマーとして独立開業をするうえで、技術習得と合わせて大切な意味を持つのは顧客対応です。個人で独立開業した場合、丁寧な接客対応、安全で安心な技術の提供が店舗の信頼につながり、口コミで評判が広まります。末永く店舗を運営する為には、顧客とのコミュニケーションがとても大切になるので、しっかりと基礎を身に付けておきましょう。

自宅を改装して独立開業する場合の準備

自宅の一部を改装し、トリミングショップと開業する場合、開業に向けて施設面での整備と広告宣伝との2つの準備が必要になります。

新たに設置が必要となる施設は下記の通りです。

①ペット用シンク

(小型、中型、大型とどのサイズの犬まで受けいれるのかによって設備のサイズが異なります。シンクに合わせた専用の排水工事や給水工事が必要となるので、しっかりと打ち合わせを行いましょう。自宅浴室や洗面台で代用する方法もありますが、排水管のつまり、臭い、安全面で決して十分とは言えません。専用の施設を用意する事が望ましいです。)

②ドライヤーの設置

(作業効率を上げるために大型のドラヤーを利用する場合は、利用可能な電圧の工事が必要になります。家庭用コンセントに接続してしまうと、大型ドライヤーが原因でブレーカーが落ちてしまうこともあるので事前に専門業者に確認をしましょう。)

③トリミングテーブルの設置

トリミングテーブルは高さ固定式から油圧式で上下動が可能な物、サイズも多種多様です。展示会やメーカーショールームなどで実物を確認し、自身の使い勝手のよい物を購入しましょう。国内老舗メーカーの製品であれば丁寧に扱えば10年以上使い続ける事も出来るでしょう。)

④ケージ

(トリミング中に一時的に犬を待機させる為のスペースは必ず設置しておく必要があります。個人経営の場合、作業中の来客や電話への対応も必要になることあるので必ず仮置きが出来るスペースが必要です。)

この他にも消耗品の購入なども同時に生じるので、資金繰りの面も併せてしっかりと開業計画を立てましょう。