ペットトリマーという職業の特性について

ペットトリマーは、ほかの動物を相手にする職業とは立ち位置が少々異なります。また、ペットトリマーという職業に対して、動物を相手に毛を切る仕事と漠然としたイメージをお持ちの方もいると思われますが、動物を相手にするのと同じくらい人とのコミュニケーションも大切です。ここではペットトリマーの特性についてご紹介したいと思います。

動物関連では高い需要がある仕事

動物が関係する職業はほかにも畜産農家や獣医師、動物看護師などがありますが、これらの仕事は時に動物に対してかなり思い切った行動をとらなければなりません。取り扱う動物がほぼ犬と猫に限られ、よりきれいに、より可愛く見せることに特化していることがペットトリマーの特性といえます。よって、ひとえに動物関連の職業といっても、ペットトリマーとそのほかの仕事では職業観はまるで違ったものとなります。また、ペットブームによって主に都心部を中心にペット自体の数が増えており、ほかの動物関連の職業と比較してペットを専門に手入れをするペットトリマーの需要が増加している点が実情です。

ペットトリマーはサービス業であり技術職

ペットトリマーは動物相手の仕事ですが、動物を相手にする機会とほぼ同じくらい人と相対することになります。ペットにはそれぞれ管理者である人、つまり飼い主がいて物言わぬ動物の代わりにトリミングに対する要望を出すのも飼い主です。飼い主の要望をうまく汲み取り、動物はもちろん人からの信頼を得ることができなければ、長く働き続けることは困難になるでしょう。また、トリミングの作業は時間との戦いでもあります。ペット一頭に割ける時間は限られており、その時間内で飼い主の要望通りに可能な限りきれいに仕上げる技術は、実際にトリミングを行い経験を積んで体得していかなければ上達が望めません。このように、ペットトリマーという職業はトリミング技術をお客様に提供する、技術職とサービス業の両面の性質を持った職業といえます。

将来性、発展性がある

ペット市場は今後ますますの成長が見込めます。なぜなら、少子高齢化が進むにつれペットの数も増えることが予測されるからです。これはペットが独立した子供の代わりやリタイアした後に情熱を傾ける対象となりうるためで、ペットの数が15歳未満の子供の数を上回ったというニュースは記憶に新しいです。実際に、これを裏付けるように従来型のペットサロンとは一線を画す、ペット専用のマッサージ店やネイルサロンような店舗も多く見られるようになりました。サービスの多角化とともにペットの専門家であるペットトリマーの活躍の場も増えています。この流れがいつまで続くかは未知数ですが、今後しばらくの間は新しいサービスが現れては消えてを繰り返すことになるでしょう。

まとめ

以上、ペットトリマーの特性についてご紹介しました。市場の拡大とともに新たなサービスが誕生している業界ということは、同時に競争が激しい業界ともいえます。そんな中、生き残るためには自身の技術を磨くのはもちろんのこと、動物だけでなく人が満足するサービスを提供しなければなりません。ペットトリマーは動物と人、両方からの支持が得られなければ続けることが難しい、独特な特性を持った職業といえるでしょう。