ペットトリマー同士の情報共有には写真やSNSを多いに活用

これまでトリマーは技術職の世界ですから、先輩や指導者からの指導内容を自身の目でみて覚えるという事が当たり前とされていました。しかし今や写真や画像、動画の活用がごく一般的になっています。これらの機能を活用する事は単ある安直な方法というだけでなく、トリマー同士の認識の違いや誤解を防ぐ事もでき、大変効率的な方法です。

トリマー同士の情報共有に写真を活用

トリミングショップでは、顧客からのオーダー内容を口頭でヒアリングし担当者に伝えるという業務が生じます。この時最も多いオーダー内容は「前回と同じスタイルに」「先月と同じ位の長さに」というものです。毎月定期的に利用している顧客程、同じスタイルの繰り返しを希望されます。しかし店舗によっては所属トリマーが数名いる上に、氏名制を導入していないこともあり、毎月同じ担当者がカットをするとは限りません。その為、トリマー同士での情報共有が難しく、なかなか「同じ」スタイルの再現が難しいものです。

ですがそれぞれのトリマーが、カット終了後に全身、顔、背面、使用したリボンといった写真を撮影しておくことで次回担当者は明確に前回の情報を把握する事が出来、スムーズに作業を開始出来る上に、顧客の要望にも的確にこたえる事が出来るようになります。

また顧客の中には、せっかく毎月トリミングショップを利用しているのだからと、新たなカットスタイルの提案を望んでいる方もいます。しかしなかなか自身では新たなスタイルを見つける事が出来ないものです。そのような場合に備えて店舗側が犬種別のカットスタイル集を作成しておくと、カットスタイルの提案がスムーズに進みます。

特に夏にオーダーが増えるサマーカットはトリマーそれぞれでカットスタイルが異なることも多く顧客やトリマー同士での情報の共有が難しいものです。自分なりのスタイル、流行のスタイル、前回の利用履歴など顧客情報の管理にぜひ写真を活用しましょう。ただし撮影した写真を店内に掲示物やチラシに使用する場合は必ず飼い主の了承を事前に得る事を忘れてはいけません。

カット指導の内容を写真や動画に収める

トリマーの仕事は技術職ですから、見習い期間中はたびたび技術指導を受けるものです。この時、口頭での説明や作業をしながらの指導はなかなか適切なメモを残すことも難しいものです。そのような時、指導担当者の了承を得たうえでカットのポイントや手順を写真や動画に収めておくと復習や再確認がスムーズに出来るようになります。

このような手法は徒弟制度の残るトリミングショップでは怪訝な顔をされることもあるので、必ず先方の了承を得たうえで行いましょう。

転職活動には自身の作品集を作成

トリマーは技術職ですから、転職にあたってもどの程度の技術力があるかで雇用待遇が決定します。しかし自身の技術力を面接の場で口頭で説明するのはなかなか難しいものです。

その様な場合には、自身の過去のカットスタイル集を写真で作成し、持参すると説明がスムーズに進みます。定番のプードルやシーズー、シュナウザーといったカットは勿論ですが、独創的なカットやカラーリングなどの技術を身に付けている場合はこれらも作品集に織り込むとより効果的です。