トリマーだから出来る動物愛護!ボランティアトリミングとは

動物愛護活動は活発になり様々な市民団体や個人が活動に参加する中で、実はトリミング技能者の不足が起きています。保健所や保護団体ではそれぞれの協力のもと日々のお世話や散歩は出来てもトリミングが出来ないからです。トリミングショップと利用するには、費用が掛かりすぎるし、見栄えが悪くては里親会を開催してもなかなか希望者が見つからないという状況の中で今、ボランティアトリミングという活動が注目を集めています。

話題のボランティアトリミングとは

ボランティアトリミングという活動は、プロのトリマーが保護団体や地域の保護センターへ足を運びトリミング技能を無料もしくは低額で提供する取組みのことです。

この活動が生まれた背景には以下の状況がありました。

①保護団体、保険所職員でトリミング技能を持っている方が少ない、もしくはいない

②医療費、食費が嵩み、トリミングショップを定期的に利用する費用を捻出できない

③里親会を開催すると、見栄えの悪い状態では希望者が現れない

④保護直後は衛生面が劣悪な状態にある事もあり、専門的なケアが必要

各保護団体や保健所は新しい飼い主を探すために里親会の開催やインターネットを通じて様々な取組みを行っています。このような手法では写真や動画で第一印象が決まってしまうことが多く、外見上のイメージはとても大切です。その為、トリマーは平日の休暇を利用し、保護団体や保健所へ足を運び無料でトリミング技能を提供しているのです。

トリミング費用の負担も寄付で賄う動物保護活動

一般的にプードルのカットは10000円前後の費用が掛かりますが、この費用があれば保護した犬に予防注射をすることも出来れば、2,3カ月分の食費に充当することも出来ます。つまりトリミング費用が無償になるという事はとても大きな意味があるのです。

動物保護活動をいうイメージには、団体に所属をして日々の仕事に協力をする、保護団体から犬猫を引き取る、金銭面での寄付をするという活動が主な協力方法だと考えられていますが、実際には様々な携わり方があり、自身に出来る事を無理のない範囲で行うことで役に立てる事も多々あります。

まだまだ知名度が低いボランティアトリミング

ボランティアトリミングは何度か専門誌や新聞にも掲載されたことがありますが、まだまだ活動自体の知名度が低く、このような取組みがある事、トリマーにこのような役割を期待されている事を知らない方も多いことが実状です。その為個々のトリマーが活動の内容を積極的に告知する事で、今後活動がさらに活発になる事も期待されています。保護された動物の中には毎日シャンプーをする必要がある場合や里親会に合わせてきれいにお手入れが必要なこともあります。ぜひ積極的に活動へ目を向けてみましょう。

また同様の取り組みはアニマルセラピーの場でも必要とされています。日本ではまだまだ病院や介護施設に動物を持ち込むアニマルセラピーの活動が確立されていませんが、徐々に活動が増えています。このような場でも施設の衛生面、利用者への安全面への管理から活動前のシャンプーやトリミングが必須条件とされています。しかし現状では飼い主がトリミングの費用を負担することになっているので、個々の負担が大きすぎてなかなか活動が広がっていません。ボランティアトリミングは様々な場で今求められている新しい技術提供の形です。