多くのトリマーが仕事を通じて感じる苦労とその対処法

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トリマーの仕事は生後間もない子犬から高齢の犬まで幅広く対応します。もちろん来店する客層も年齢の幅が広いので接客やマナーなど配慮を求められる場面が多いことも特徴です。

トリマーという仕事は技術職でありながら高い接客力、コミュニケーション能力も求められる職業です。この仕事を通じて多くの先輩トリマーが苦労だと感じるケースをご紹介させていただきます。仕事を通じて悩みが生じたり、壁を感じた時に自分だけではないと考えることもトリマーを続ける上では大切なことです。

飼い主の要望と誤解によるクレーム

トリマーの仕事は飼い主からカットスタイルの要望を聞き、その内容を再現することです。この時、お互いが必ずしも同じ完成図をイメージしているとは限らず、時には飼い主の要望よりも短くなってしまった、長く残ってしまったという事も多々あります。特に新人時代は飼い主の要望を適切に把握しきれずにこのような問題が起こりがちです。たびたび起こる問題とは言え、いざ自身が直面をすると大変つらい思いをするものです。このような問題をさけるためには下記の方法がおすすめです。

・要望された内容はメモに残す

・前回の作業内容を具体的に提示し、前回との比較で具体性を高める

・画像や雑誌などを活用しお互いのイメージに相違がないかを確認する

トリミングのオーダーには「短く」「丸く」といった曖昧なオーダーも多々あります。お互いのイメージを共通認識にするためにもこれらの方法を習慣化するよう心掛けます。

料金に関する要望

トリミング代金が飼い主の美容院代よりも高額だ、家計の負担になる、節約したい項目だなどと言われる事が多々あります。この意見は決して間違ったものではありません。トリミング料金は飼い主の美容院代をうわまわることもたびたびあります。このような時、トリマーとして返答に困り果ててしまうこともあります。中には毛玉や抜け毛による追加料金の請求時にこのような申し出を受けることもあります。

たとえ高額に感じる料金設定であっても、その背景には正当な理由があり、サービス提供には欠かせない費用であることには変わりがありません。安易に飼い主に反論をしたり、価格を値引くのではなく、自身の提供するサービスに価格相当の付加価値があることを意識することが大切なことです。飼い主からのこのような意見は1つの考え方だと理解し、躍起になって反論するのではなく、時には聞き流すことも必要です。

長時間労働かつ低賃金の問題

トリマー業界での苦労と言えば労働条件に関する内容が必ずあがります。トリマーも他サービス業同様に長時間労働、低賃金、職場環境が整備されていないという問題があります。この件は近年徐々に改善の方向にはあるものの、まだまだ根本的な解決策はみいだされていません。ただ大手企業を中心に徐々にトリマーの地位向上の動きがあることは確かなので、時には長い目で自身の仕事や待遇を考えることも必要です。

まとめ

トリマーの仕事は高い技術力とコミュニケーション能力が共に求められる特殊な職業です。このいずれか一方でも不足してしまうとバランスを欠いてしまいます。飼い主からの要望や指摘は真摯に受け止め、改善すべき点は素直に対処します。労働条件は徐々に改善傾向にあります。