トリマー技術者が活躍する職場環境の多様化

トリミング技術専門学校を卒業したのちの進路を考える時、どのような選択肢、働き方があるのかを紹介します。

トリマーの仕事は洗練された技能を持つ専門職です。一度身に着けた技術は経験を重ねることでより磨かれてゆき、キャリアとなります。

結婚、育児等で仕事にブランクが空いた場合でも職場復帰することがスムーズに進むこともこの仕事の大きな魅力です。

短時間勤務、平日のみの勤務、フリーランスなど多様化するトリマーの働き方を知り、将来設計を考えます。

トリミングショップのトリマー兼オーナー

トリマーが活躍する場と言えばトリミングショップが大半です。トリミングショップは個人経営、小規模経営が主流です。女性経営者も数多く、中には専門学校卒業直後に個人で独立した店舗を経営する方もいます。

郊外ではトリミング仕様に改装した車を使って訪問型サービスを提供するという働き方もあります。トリミングに専念せずに副業としてペットシッターを開業するケースも増えています。

以前はトリマーもサービス業として土日勤務、長時間勤務が当たり前とされていましたが、女性が多いという特徴が徐々に理解され、最近では家庭と両立が可能なスタイルでの働き方が徐々に受け入れられつつあります。

動物病院の看護師兼トリマー

動物病院では幅広いサービスの提供の為にトリミングを行います。動物病院という看板はあるものの、提供するトリミング技術のレベルは専門店と変わりはありません。

トリミング専門店に比べ動物病院併設という事が顧客の安心感につながり、高い利用率を誇ることもあるほどです。

動物病院で勤務するトリマーは、仕事の一環として看護助手を務めることもあります。この仕事は決してトリミングと無縁ではありません。看護経験を積むことで、犬猫の病気への知識を深めることが出来、より専門性を高めることが出来ます。

トリミングを行う際に体調の変化をいち早く察知することが出来れば病気の早期発見にもつながります。

専門知識を生かし将来の独立開業につなげ、差別化を図ることも出来ます。

専門学校講師

求人案件の軒数が少ない事からさほど職業として認知されていないもののトリミング専門学校の講師という職業もトリマーが活躍する方法の1つです。

専門学校では入学時にハサミの使い方を教えることから始め、卒業時にはトリミングショップで必要とされる技術の基礎を身に着け終えるところまで幅広く指導をします。

講師は技術指導、犬猫の扱い方、接客マナーに至るまで幅広い内容を指導し、トリマーの先輩として生徒の育成に努めます。

この仕事は未経験者を育成するので、歯がゆさを感じることも多々ありますが、やりがいを感じることも多い職業です。

採用は不定期、少人数で行われるのでこまめに求人情報を確認したり、自身の卒業校にあらかじめ就職希望を伝えたりと自ら積極的に問い合わせをすることが就職につながります。

まとめ

近年、飼い主の生活が多忙になり、生活スタイルも多様化しています。トリマーに求められる役割も店舗に勤め、カット技術を提供するという役割だけでは済まなくなっています。様々なサービスが求められる中で、自分にあった働き方、技術の生かし方を見つけることが長年に渡り仕事を続ける秘訣です。