技術だけでは務まらない?ペットトリマーに必要な知識

ペットトリマーにはトリミングの技術はもちろんのこと、ペットの専門家として様々な知識も求められます。ペットに対する多様な知識を身に着けていないと人気のペットトリマーにはなれません。ここではその理由と実際にペットトリマーに必要な知識の中身についてご紹介したいと思います。

道具に対する知識

トリミングは爪切りや耳掃除、ブラッシングにベイシングそしてカットを通じペットを総合的にケアする作業です。そして、それぞれの工程において適切な道具があります。ペットトリマーとしてまず身に着けるべき知識は多様な道具の特性です。ブラッシングに用いるブラシ一つとっても、ピンブラシやスリッカーブラシ、ラバーブラシに獣毛ブラシと様々な種類があり、それぞれ機能を効果的に発揮できる犬種や状況が異なります。トリミング対象となる動物に対して適切な道具を選択できなければペットトリマーの業務は務まらないでしょう。

ペットの病気に対する知識

ペットトリマーには毛をカットする以外にも重要な仕事があります。それは、ペットとの触れ合いを通じて健康上の異常を早期に発見することです。外耳炎や皮膚病などすべての犬種において共通して罹患しやすい病気もありますが、中には特定の犬種だけがかかりやすい病気も存在します。ペットは言葉を話せないので、人間が病気に気づいてあげなければなりません。そのためには、わずかな兆候を見逃さないように、それぞれの病気の症状についてよく知っておく必要があります。また、ノミやダニといった外部寄生虫に寄生されているペットが来店するリスクもあります。外部寄生虫は伝染性が強いものも多いので、正しい対処法を知っておかなければなりません。

流行に対する知識

人間と同様ペットにも流行りのカットスタイルが存在します。トリミングを受けに来る飼い主さんの中には、その流行のスタイルにカットしてもらうことを目的に来店する方もいます。そんな時に、ペットトリマーが流行のスタイルについての知識を保有していなかった場合、お客様の要望に答えることができないでしょう。また、人間と同様ペットの場合も、同一犬種であっても一頭一頭被毛の色や長さが異なるため、同じカットスタイルが似合うとは限りません。飼い主の要望を聞きつつもそのペットに合ったスタイルを提案することも必要です。日頃から情報収集をして流行をチェックするとともに、イメージを膨らませ一頭ごとに似合うスタイルをシミュレートし引き出しを作っておかなければなりません。

しつけやペット用品に対する知識

最近ではペットサロンなどでペットトリマーに、ペットのしつけや食事などの相談ができる店舗が増えています。お客様である飼い主から相談を持ち掛けられた時に、適切なアドバイスができるようにペットの生活に関する知識も必要です。また、ペットショップはもちろんペットサロンでもペット用品の販売を行っている店舗も多く見られます。ペット用品の使い方や新商品のセールスポイントに対する知識も要求される場合もあるでしょう。

まとめ

以上、ペットトリマーに必要とされる知識についてご紹介しました。ペット業界は現在競争が激しく競合店との差別化を図るため新しいユニークなサービスを提供している店舗もあります。そういった店舗で活躍するペットトリマーにもその都度、新サービスに対する知識が求められます。また、流行は常に変化するもので、獣医学の分野も日進月歩。日頃から新しい情報を仕入れ自身の知識とすることができなければ、ペットトリマーとして働き続けることは難しくなるでしょう。