施術を断られることも?トリミングのために必要な犬のしつけ

犬との日常生活を円滑にするためにしつけを行うことは重要です。それはペットサロンでトリミングを依頼する場合も同様で、犬の取り扱いのプロであるペットトリマーでも基本的なしつけができていない犬を相手にすることは困難をともないます。するとトリミングに余計な時間がかかってしまったり、最悪の場合トリミング自体を断られてしまいます。そこでトリミングをスムーズにするために必要な犬のしつけについてご紹介しましょう。

飼い主とはなれてもパニックを起こさないようにする

トリミングは一般的には飼い主から犬を預かり、別室にあるトリミング台で行います。犬は元来、群れを形成する動物なので飼い主と離れることは、多かれ少なかれ不安を感じることです。しかし、その不安の程度が大きくなりすぎるとパニックを起こし異常行動をとる場合があり、これを分離不安症といいます。分離不安症の犬は飼い主から引き離すと、吠え続けたり粗相をしたりとトリミングどころではなくなるのできちんとしつけを行いましょう。分離不安症を予防するためには、日頃から愛犬が一頭で過ごす時間を作ることが有効です。ケージに入れて別室で過ごす時間を作ったり睡眠は愛犬と別室でとるなど、愛犬と適切な距離感を保つことで分離不安症は予防できます。

マズルを触っても嫌がらないようにする

ペットトリマーは犬の顔周辺のトリムを行うときはマズルを掴みます。マズルを掴むことで犬が不意に舌を出すことを防ぎ、ハサミによる事故を防げるのです。よって、マズルを触られることを嫌がる犬をトリミングする場合は、より慎重に作業しなければならないので余計に時間がかかってしまいます。しかし、マズルは犬にとって急所なので、訓練なくしては素直に触らせてくれません。マズルを触れられることに対して抵抗を持たないよう家庭でしつけを行っておきましょう。しつけの方法としては、まずは頭をなでる延長でマズルを軽くなでることで触れられることに慣れさせます。マズルに触れられることを嫌がらなくなってきたら、マズルを包み込むように掴んだりそのまま上下左右に動かしてみます。おやつなどを用意して遊びの一環としてしつけるとよいでしょう。あくまで、愛犬にとってマズルを触られることは警戒すべきことでないと認識させることが重要です。

愛犬に社会性を身に着けさせる

ペットサロンで愛犬は他の犬や見ず知らずの人と顔を合わせることになります。愛犬に社会性が身についていないとペットトリマーや他の犬を怖がり、問題行動を起こす場合があります。お店や他のお客さんに迷惑をかけないためにも、愛犬に社会性を身に着けさせておかなければなりません。そのためには、ドッグランや近所に散歩中の犬が集まるような公園があれば利用するとよいでしょう。社会性は実際に他の犬や飼い主以外の人と触れ合うことでしか身に着けることができません。子犬の頃から積極的に外に連れていき、他の犬や人との交流の機会を作ってあげましょう。

まとめ

以上、トリミングを円滑に進めるために必要なしつけについてご紹介しました。ここで紹介したしつけはトリミング時だけでなく日常生活でも役に立つものばかりです。分離不安症予防のしつけは愛犬が留守番をするときのトラブルの防止に繋がりますし、マズルのしつけは投薬やデンタルケアもスムーズに行えるようになります。愛犬との生活をより楽しいものにするために、ぜひ正しいしつけを行ってください。