高齢化するペットの為のサービスに特化したペットトリマーの仕事

ペットに関するサービスや医療がますます細分化されていく中で、トリミングの分野においても老犬や皮膚疾患に悩むペットに特化したサービスが続々と誕生しています。トリミングに飼い主さんが求める内容が単にお洒落なカットやお手入れだけでなく、健康や症状の改善にまで及ぶようになったためです。このようなニーズにこたえる事もトリマーとしてのやりがいやステップアップにつながるでしょう。

老犬に特化したサービスの提供

今やペットの半数近くはシニアと呼ばれる年齢に該当すると言われています。これまでのようにトリミングショップやペットホテルは高齢犬はお断りという姿勢を貫く事が当然出来なくなり、安全に事故の無いように配慮をしたうえで受け入れる事が求められています。

人気犬種のプードルはたとえ15歳を超える程の高齢になってからも、定期的なカットやブラッシングが必要になります。若く健康な頃よりもトリミングの利用頻度は低下するものの、お手入れをしなければ毛玉が出来、皮膚の状態が悪化してしまいます。しかし15歳を超える程の老犬であれば、シャンプーで心拍数が上がることも、ドライヤーの熱風に耐える事も相当な負担となり疲労をもたらします。決して若く健康な頃とは同様のサービスを提供することは出来ません。その為にもどのような方法が最も負担が少なく、なおかつ生活がしやすいのかを考えてあげる必要があります。

老犬を扱う場合の注意点は下記の通りです。

①年齢

②治療中の病気

③当日の食欲

④耳や目の状態(耳や目が不自由でないか)

これらの内容を利用の都度飼い主に確認をします。老犬は一見かわりが無いようにみえていても、日々体調が変化しています。少しでも普段と違う、不調のサインがある場合には無理にシャンプーやカットを引き受けず日程を再調整しましょう。予約時間は極力午前中にすることで、万が一体調不良がおきた時にすぐに動物病院に相談出来るよう配慮しておきましょう。

特別なケアを目的としたサービスの提供

犬の食生活の多様化や高齢化様々な要因により皮膚疾患を抱えている犬が増えています。中でもアレルギーによる疾患は深刻かすると強いかゆみを伴い、夜も眠れない程です。去勢避妊手術が一般化した事で、無用な繁殖を抑制することができている反面ホルモンバランスを見出し脱毛症を患っている犬猫も増えています。このような何等かの皮膚疾患をかあ変えている犬猫には、通常のトリミングコースとはまた別の特別なサービスが求められています。

これまでに実際に導入されているサービスは下記の通りです。

①温泉浴

②泥パック

③マイクロバブルによる洗浄

④薬用シャンプーの使用

⑤低周波刺激による血行促進

⑥薬草を使ったトリートメント

様々な手法が講じられていますが、効果には個体差がありすべての犬猫に万能な方法はありません。

サービスの提供や提案には飼い主さんの希望を考慮

もちろん飼い主さんの好みや予算の都合もあります。何等かの皮膚疾患やトラブルを抱えている場合にそれぞれのケースにベストな方法を提案してあげる事もトリマーに求められている接客のスキルです。相手のニーズを確認しつつ症状の改善につながる方法を見つけ出し、少しでも負担を軽減してあげられるように考えてあげましょう。