犬も温泉でリラックス?犬に対する温泉の効能について

近年、犬とともに宿泊できる温泉宿だけでなく、犬と一緒に温泉へ入浴できる施設も増えてきました。また、ペットサロンにおいても炭酸泉浴のサービスが一般化されてきています。犬が温泉に入ることに対して安全性を危惧する方もいるかもしれませんが、温泉は犬にとっても健康増進になるものです。ここでは犬に対する温泉の効能や犬を温泉に入れる際の注意点についてご紹介します。

犬に対する温泉の効能について

温泉の犬への効能については、実験により証明されています。その実験の内容は、複数の犬を温泉に入れ、入浴前と入浴後で唾液中のストレス指標物質の濃度を測定して比較するというものでした。その結果、入浴後の方がストレス指標物質の平均濃度が下がることが判明したのです。また、入浴前から体温を計測したところ、入浴中はもちろん入浴後も体温が上昇しているという結果が得られました。これは、入浴を終えた後も継続して血行が良くなっていることを示します。以上のことから、犬は温泉に入ることで、リラックスしてストレスの解消になると同時に、血行促進効果を得ることができます。その結果、免疫力の向上や健康の増進が期待できるのです。

効能が期待できる疾患 皮膚疾患

温泉は様々な疾患に対して効能が期待できます。高アルカリ泉は皮膚疾患に対して効能が期待できます。高アルカリ泉は天然の石けんともいえる温泉で、余分な皮脂の洗浄効果や殺菌効果があるので、脂漏症や膿皮症などカビ類や細菌類が原因の皮膚疾患に対して改善が期待できます。

効能が期待できる疾患 神経疾患

神経が損傷することにより筋肉を自由に動かせなくなってしまう運動まひや、関節の軟骨が減少することで関節が炎症を起こして生じる神経痛といった神経疾患には、ラジウム温泉や塩化物泉が有効です。ラジウム温泉は微量の放射線が神経細胞に作用し、鎮静効果が得られます。塩化物泉は塩分が体表に付着することで汗の蒸散を抑制し、その結果として高い保温効果を得ることが可能です。保温による血行の促進効果が長続きするため塩化物泉も鎮静効果があります。

効能が期待できる疾患 胃腸炎

炭酸泉は胃腸炎や下痢気味の犬に対して改善が期待できます。炭酸泉は保温効果が高く、持続時間も長いです。炭酸泉を犬の腹部にかけ湯をしてあげたり飲泉を試してみるのも悪くないでしょう。ただし、飲泉は犬の体質に合わなかった場合、症状が悪化したり別のトラブルが生じることもあるので、試す前に必ず獣医師と相談してください。

効能が期待できる疾患 筋肉痛

筋肉痛に対しては温泉に共通の性質が効果的に作用します。温泉の熱は毛細血管を広げて血行が悪くなっている部分の血流を自然に改善します。血行が良くなると新陳代謝も活発になり、筋肉の修復も早くなるのです。

入浴する際の注意点

犬の皮膚は人の物よりも薄いので人が快適に感じる40℃強の温度では、熱すぎることは知っておいてください。犬の場合の入浴温度の適温は36~38℃といわれています。犬は人のように汗をかくことができないため急激な体温の変化に弱い動物です。熱いお湯に入れてしまうと熱中症や皮膚が炎症を起こしてしまう場合もあります。また、温泉施設では安全に利用するために、狂犬病や混合ワクチンの予防接種の証明書が必要になる場合がほとんどなので、予防接種は済ませておきましょう。それから、ノミやダニが見つかると入浴できないので、ノミ・ダニはきちんと駆除しておいてください。

まとめ

犬も人と同様に温泉に浸かることで、健康増進効果が得られます。温泉施設のルールを守り、正しい方法で温泉を利用して、愛犬の健康に役立ててください。

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