自宅でできる、トイプードルのトリミング方法

トイプードルをはじめとするプードル種はトリミング品種と呼ばれ、毛が伸び続ける性質を持っています。すると、体温調節に支障をきたすようになるので、トリミングによる定期的なお手入れが必要不可欠です。しかし、トリミングサロンで施術することに経済的負担を感じ、節約したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで自宅でできるトリミング法をご紹介したいと思います。

道具を揃える

まずはトリミングに必要な道具を揃えましょう。必要な道具は、カットバサミ・スキバサミ・ボブハサミ・コーム・バリカンの5点です。カットバサミはメインで使用するハサミで、切れ味が鋭く慣れれば一回で切る量の調節ができます。慣れないうちは切りすぎたり、切れ味が鋭い分愛犬を傷つけてしまうこともあるので注意してください。スキバサミは毛量の調節や仕上がりを自然にしたいときに便利です。ただし、同じ場所を何度もすいてしまうと、でこぼこになりかえって不自然になってしまうので程々にしましょう。ボブハサミは小型・軽量のハサミで扱いやすく、耳などデリケートな部分のカットに向いているハサミです。しかし、一回で切れる量が少ないのでメインとしては物足りなさを感じるでしょう。コームは犬用の櫛です。カットするときに立毛させたり、毛並みを整えて全体のバランスを見るために使います。バリカンは電動式のものと手動式のものがあり、肛門回りなど一様に短く仕上げたい部位に用います。駆動音を怖がる子には手動式のものを用意してあげましょう。

カットスタイルを決める

次に目的とするスタイルを決めます。プードルといえば、「クラシカルカット」と呼ばれるスタイルがスタンダードですが、最近では「テディベアカット」と呼ばれる、全体的に毛を刈りこまないスタイルも人気があります。スタイルを決める際は、機能面での利点を覚えておくとよいでしょう。例えば、クラシカルカットは顔の毛も刈り込むので、涙やけを防ぐことができます。見た目だけでなく、ライフスタイルも考慮して選択してください。

カットする前の準備

道具を用意しカットスタイルが決まったら、カットの前にブラッシングとシャンプーをしましょう。カット後にシャンプーをした方が、切った毛を洗い流せてよいとお思いかもしれませんが、トイプードルの場合はカット後にシャンプーをすると、毛玉やもつれていた毛が伸びるなどして仕上げたスタイルが崩れてしまいます。カット前にブラッシングとシャンプーをして毛玉ともつれを解消しておくことが大切です。

毛をカットする

トイプードルの毛はカールしているので、切る前にコームでよく梳かしましょう。全身の毛並みを整えたらコームで毛を立毛させ、目標の長さまでカットバサミで切ります。ある程度ハサミで切り進めた後、その長さに合わせるようにバリカンで全身を刈るときれいに仕上がりやすいです。バリカンは初心者には扱いが難しく、慣れないうちに最初から使うと犬の被毛が斑になりやすいので注意してください。いきなり全身のカットをするのが不安な方は、足裏の毛と肛門周りの毛をカットして練習しましょう。足の裏の毛は伸びすぎると、犬が足を滑らせやすくなり怪我の原因になりますし、肛門周りの毛は排泄物で汚れやすいので、両者とも短くカットする必要があります。足裏の毛は、ボブハサミで肉球の間の毛に対して、内側から外側に向けてハサミを入れると愛犬を傷つけずにうまく切ることが可能です。肛門周りの毛はバリカンで一様に短くしてしまって構いません。バリカンの歯が当たらないように注意して作業してください。

トリミングの注意点

初心者が注意すべき点は、愛犬を傷つけてしまうことです。相手は動物なので不意に動くことがあります。ハサミやバリカンを使用しているときは常に神経を使い、大切な愛犬を傷つけてしまわないよう気を付けてください。また、休憩をはさみながら少しずつトリミングを行うことも考えてください。長時間じっとしていることは愛犬にとってストレスです。嫌がっているときに無理に進めようとすると怪我の原因になったり、次回以降トリミングを素直にさせてくれなくなる場合もあります。合間に休憩をはさんで遊びやおやつの時間を作れば、トリミングは飼い主とのコミュニケーションの一環で、楽しいことだと愛犬に認識させることができるでしょう。愛犬が嫌がるそぶりを見せたら無理をしないことが大切です。

まとめ

一口にトイプードルといっても、被毛の色や体格によって似合うカットスタイルは千差万別です。ご自身の手で愛犬に似合うカットスタイルを表現できれば、愛犬との生活がより楽しいものになります。是非、トリミングに挑戦してみてください。