進学前に知っておきたいペットトリマーの仕事の実状と職場事情

ペットトリマーの専門学校は数ある専門学校の中でも比較的進学希望者が多く、人気の分野だと言われています。しかし卒業生の進路をみてみるとトリマーやペット関連の仕事に進む人は卒業生の半数にも満たないという専門学校もあるという驚きのデータがあります。

ペットトリマーの専門学校へ進学を希望する際は事前に将来の進路についても知っておくとよいでしょう。

卒業後はペット業界へ進まないという背景

ペットが好きという想いからペットトリマーの仕事を希望し、ペットトリマーの専門学校へ進学をしたものの、卒業後にはペット関連の仕事を希望せずに全くの別業界へ進む生徒も少なくありません。

ペットトリマー専門学校は在校期間も長い上に、入学時にはトリミングに必要な用具一式を数十万円かけて購入しているものの、卒業後に別業界へ進んでしまう理由には以下をあげる事が出来ます。

①給与待遇が悪い

②平日休暇があたり前で、休日出勤となる

③勤務時間が不規則、拘束時間が長い

④トリミング技術が想像以上に高度で、習得が難しい

⑤仕事として犬猫を扱うことを体験し、自身の想いとの差異を感じた

様々な理由があるものの、待遇面の不満が何よりも件数が多い理由です。待遇面は新卒で見習い期間中は15万円程度が支給額の相場で、社会保険料や雇用保険、所得税などを差し引くと手取り額は10万円を下回ることもあります。この待遇では一人暮らしが出来ない、経済的な理由が出来ないという現状を専門学校入学後に知ることが多く、卒業を機に別の分野へ進む決断をするのです。

ペットトリマーの仕事は技術職ですから、一人前と呼ばれるほどの技術を習得するまではなかなか待遇面の改善は難しいでしょう。この見習い期間をどう乗り切るかは入学前にぜひ知っておく必要があるべき大切な問題です。

ペットトリマーの求人における現状

ペットトリマーの仕事は常に人手不足が続いています。ペット業界自体、ペットブームが去った事で以前のような盛況さはありませんが、トリミング分野においてはブームの影響というよりも人材不足が原因です。

なかなか恵まれない待遇面、平日休暇、立ち仕事などの条件はなかなか人材の定着が難しく、ペットトリマーとして就職をしても数年で離職してしまうことが目立ちます。

その結果常に経験者、一人前と呼ばれる技能者が不足してしまうのです。

ペットトリマーは常に人手不足で求人件数が多数

求人は各店舗や企業が不定期で行い欠員が生じた場合や新店舗オープンのタイミング、繁忙期に向けた対策と行われます。

求人の案件は非常に件数が多く、勤務時間、通勤、制服などを条件に選ぶことができます。ですが、給与待遇、福利厚生の面では他業界より条件が劣る場合が多くみられます。企業で大規模なチェーン店を運営している場合、安定した人材の確保のために恵まれた待遇面の提示や福利厚生の充実を打ち出していることもあります。このような企業は一般企業に近い待遇条件が提示される事が多いものの、仕事量が多い、出張やパソコン作業が生じるなどの付帯業務もあり個々のトリマーによって意見が別れがちです。待遇面の不満があるもののペット業界、ペットトリマーの仕事に従事をつづけるのはペットが好きという想いにささえられていると言えます。